Webアプリを作ると決めてWebアプリの仕組みも理解したら、次は開発に使用する言語を決定する番です。プログラミング言語は種類が豊富なので、最初の1つをどれにするかが悩みどころとなります。そこで、Web開発によく使用されるプログラミング言語についてご紹介します。まずは1つプログラミング言語を選択して、実際にWebアプリを開発してみましょう。Webアプリを1つ開発できるまでになれば、他のプログラミング言語の理解も早くなります。
Webアプリ開発の求人には開発言語が記載されています。中でも多いのが「PHP」「Ruby」「Java」「JavaScript」「Python」「Swift」「Perl」です。それぞれの言語に特徴があり、どの言語にも習得するメリットがあることは確かですが、プログラミング初心者であれば、求人の多さや収入、将来性のバランスを考えて一番いいと思う言語をまず選択することをおすすめします。
Web開発に使用される言語として人気が高いのが「PHP」と「Ruby」です。PHPは、サーバーサイドのプログラミング言語です。構文がシンプルで動作確認もしやすいので、スピード感が求められるWeb開発現場にマッチしています。日本国内だけでも利用者が10万人超ということもあって、日本語の情報量が豊富です。日本人が開発したRubyは、読みやすく使いやすいプログラミング言語として国内外で人気です。プログラミング教育に使用されることもあるなど、学びやすさで選ぶならRubyがおすすめです。Rubyと合わせて覚えておきたいのが、フレームワークのRuby on Railsです。Ruby on Railsは、Rubyを使ったWebアプリ開発の土台となる重要な要素です。
初心者向きの言語としては「Python」も人気です。コードの読みやすさと書きやすさを追求して開発された言語というだけあって、全体的にシンプルな作りです。文法や機能こそシンプルですが、データ分析や人工知能などのような専門性が高く数字を扱うようなものの開発に強く、Webアプリはもちろん、これからのプログラム開発に欠かせない言語の1つとされています。
Webアプリ開発だけでなく、その他さまざまな開発に使用されるプログラミング言語としても有名なのが「Java」です。他の言語と比較して難易度は高めですが、習得できれば大きな強みになることは間違いありません。Javaで作られたプログラムは実行速度が早いので、Twitterのような大規模Webアプリ開発にも対応できます。
PHPは、動的なWebアプリを開発するために使われるプログラミング言語です。Webアプリ開発に適している言語の中でも、覚えやすさと使いやすさに定評があり、プログラミング初心者に人気があります。PHPエンジニアの平均年収は全体的な平均年収よりも高く、エンジニアの数よりも求人数が上回る売り手市場です。未経験からスタートできる職場も多く、エンジニアを目指す人が選ぶ初めての言語としてもPHPはおすすめです。
Javaエンジニアの給与水準は全般的に高めです。汎用性が高い言語ということもあって活躍の場の幅が広く、大小さまざまな規模の開発現場でJavaエンジニアが活躍しています。深刻なエンジニア不足が影響し、企業がエンジニア確保のために給与水準を上げている現状もあるなど、古い言語ながらニーズが落ち着く気配はありません。国内外の大手IT企業なら、スキルと経験によっては年収1,000万円以上になることもあります。
Webアプリ開発によく使用されるプログラミング言語の中でも初心者向きの言語を探しているならば、PHPやRuby、Pythonなどがおすすめです。これらの言語はコードが読みやすく書きやすいので、最初に覚える言語としても最適です。初心者向けの言語に比べると少し難易度は高くなりますが、大小さまざまな規模のシステム開発に活用されているJavaもおすすめです。それぞれの言語の特徴を比較して選択したら、実際にアプリを開発してみましょう。
Webアプリ開発を行う際にはフレームワークがよく利用されるので、特徴やメリット・デメリットを知っておきましょう。
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