Webアプリを作るための勉強のコツとは？
ノンプログラマーが仕事をしながらプログラミング言語を身につけるのは大変なことです。通勤途中や休憩時間に参考書を読んだり、家に帰ってオンラインスクールを受講するなど、プログラミングの勉強方法はいろいろありますが、情報をただインプットしているだけではWebアプリ開発につながりません。公開されているWeb系の求人を見ればわかるように、Webアプリ開発者となるためには、手法を知識として知っているだけでは不十分です。では、ノンプログラマーがどのように実践力を身につければいいのでしょうか。
学習したことを定着させるために欠かせないのはアウトプットです。理論としてわかっているのと実際にやってみるのとでは、得られる学習効果が圧倒的に違います。テスト範囲の内容をひたすらインプットしていきなりテストに臨むのと、普段から小テストをこなしてアウトプットの練習をしておくのとでは、後者の方が良い結果に結びつきやすいものです。これをプログラミング学習にあてはめると、参考書等で頭に入れたことを実際にやってみるということになります。個人的にWebアプリを作るだけなら、どれだけ間違えても他の人に迷惑をかけることもないので、インプット以上にアウトプットに費やす時間を多く持てるように意識しましょう。
自分のためだけに勉強すると、どこかで甘えが出てしまいがちです。しかし、勉強したことを他の人に教えるとなると、教えるべき内容をしっかり理解しておく必要性を強く感じるようになります。この原理を利用してプログラミングを勉強すると、習得のスピードと正確性はさらにアップするでしょう。他の人に教えるのと同じ効果があるのは、学んだことを不特定多数の人に情報発信することです。最も手軽なのは、スマートフォン片手にいつでも発信できるSNSです。1つのテーマについて深く掘り下げた情報を発信したいなら、ブログのほうが便利でしょう。SNSやブログで同じように情報発信している人とつながりを持てるようになれば、個人的に情報交換ができるようになります。
情報発信と聞くと少し大げさな感じもしますが、自分がその日に学んだことをメモするぐらいの気持ちで情報を発信すると続けやすいかもしれません。よりわかりやすく詳しい情報を発信したいと思うようになると、どう伝えればわかりやすいか深く考えるようになります。伝えることを意識して勉強していくうちに、いつの間にか自分自身の知識と技術がレベルアップします。情報発信をしていると、他の人が発信している有益な情報にも触れるチャンスも増えるなど、さまざまな相乗効果が期待できます。
PHPは、動的なWebアプリを開発するために使われるプログラミング言語です。Webアプリ開発に適している言語の中でも、覚えやすさと使いやすさに定評があり、プログラミング初心者に人気があります。PHPエンジニアの平均年収は全体的な平均年収よりも高く、エンジニアの数よりも求人数が上回る売り手市場です。未経験からスタートできる職場も多く、エンジニアを目指す人が選ぶ初めての言語としてもPHPはおすすめです。
Javaエンジニアの給与水準は全般的に高めです。汎用性が高い言語ということもあって活躍の場の幅が広く、大小さまざまな規模の開発現場でJavaエンジニアが活躍しています。深刻なエンジニア不足が影響し、企業がエンジニア確保のために給与水準を上げている現状もあるなど、古い言語ながらニーズが落ち着く気配はありません。国内外の大手IT企業なら、スキルと経験によっては年収1,000万円以上になることもあります。
Webアプリ開発によく使用されるプログラミング言語の中でも初心者向きの言語を探しているならば、PHPやRuby、Pythonなどがおすすめです。これらの言語はコードが読みやすく書きやすいので、最初に覚える言語としても最適です。初心者向けの言語に比べると少し難易度は高くなりますが、大小さまざまな規模のシステム開発に活用されているJavaもおすすめです。それぞれの言語の特徴を比較して選択したら、実際にアプリを開発してみましょう。
Webアプリ開発を行う際にはフレームワークがよく利用されるので、特徴やメリット・デメリットを知っておきましょう。
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