最初にどんなプログラミング言語を選択するかは、Webアプリ開発のプログラマーになってどのぐらいの給与がもらえるようになるかに直結する問題です。では、Javaエンジニアの給与事情はどうなっているのでしょうか。
日本の一般的な30代会社員の平均年収が450万円ほどなのに対し、専門性の高いJavaエンジニアの平均年収は500万円以上です。経験年数と年収が比例することが多いJavaエンジニアは、50代になる頃には年収700万円を超えているケースも珍しくありません。大規模システムを担うベテランJavaエンジニアなら年収が1,000万円以上になることもあります。Javaエンジニアは全般に不足しており、常に数多くの求人が出回っている状態です。
数あるプログラミング言語の中でもJavaの人気は昔から安定的です。Javaエンジニアの年収が高くなる傾向がある理由は、深刻なエンジニア不足とJavaの汎用性にあると言えるでしょう。Javaは古くから利用されている言語で、新旧問わずさまざまなシステム開発に使用されています。小規模なWebアプリはもちろんのこと、IT業界をはじめ金融業界や運送業界などの大規模開発にもJavaが使われ続けており、業界内で不動の地位を築きあげています。業種業界を問わず幅広いニーズがあるJavaのスキルを持ったエンジニアは取り合い状態で、より優秀なエンジニアを確実におさえておきたい企業が競うように報酬をつり上げています。Javaに代わる他の言語もまだ現れない中、既存システムの維持にも新たな開発にもJavaエンジニアがまだまだ必要なのです。
Apple社やGoogle社、Microsoft社など、IT業界のトップに君臨している有名企業にもJavaエンジニアの仕事があります。Googleでは、年収の最低ラインが日本の平均年収を上回り、最高額は1,500万円を軽く超えるなど、海外の大手企業は日本に比べてかなりダイナミックな給与設定となっています。
ITの世界はトレンドがどんどん変わるイメージがあるかもしれませんが、Javaの人気が衰える気配はまったくなく、これから先もJavaエンジニアのニーズは増えていくと考えられています。スキルに関係なくエンジニア不足の今、高く売れるJavaのスキルを持っていることは大きな強みとなるでしょう。Webアプリ開発のために身につけたJavaのスキルが、キャリアの選択肢を広げてくれる可能性もあります。Javaはやや難易度が高い言語ですが、苦労して習得するだけの価値がある言語とも言えるでしょう。
PHPは、動的なWebアプリを開発するために使われるプログラミング言語です。Webアプリ開発に適している言語の中でも、覚えやすさと使いやすさに定評があり、プログラミング初心者に人気があります。PHPエンジニアの平均年収は全体的な平均年収よりも高く、エンジニアの数よりも求人数が上回る売り手市場です。未経験からスタートできる職場も多く、エンジニアを目指す人が選ぶ初めての言語としてもPHPはおすすめです。
Javaエンジニアの給与水準は全般的に高めです。汎用性が高い言語ということもあって活躍の場の幅が広く、大小さまざまな規模の開発現場でJavaエンジニアが活躍しています。深刻なエンジニア不足が影響し、企業がエンジニア確保のために給与水準を上げている現状もあるなど、古い言語ながらニーズが落ち着く気配はありません。国内外の大手IT企業なら、スキルと経験によっては年収1,000万円以上になることもあります。
Webアプリ開発によく使用されるプログラミング言語の中でも初心者向きの言語を探しているならば、PHPやRuby、Pythonなどがおすすめです。これらの言語はコードが読みやすく書きやすいので、最初に覚える言語としても最適です。初心者向けの言語に比べると少し難易度は高くなりますが、大小さまざまな規模のシステム開発に活用されているJavaもおすすめです。それぞれの言語の特徴を比較して選択したら、実際にアプリを開発してみましょう。
Webアプリ開発を行う際にはフレームワークがよく利用されるので、特徴やメリット・デメリットを知っておきましょう。
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